【カメラ男子・女子必見】初心者のための一眼カメラの基本操作解説 #2 ~シャッタースピード~

3つの値

これから、3つの値について解説していきます。これらはオートモードであればカメラが自動で設定するものですが、撮影条件によって自分で考えて設定することで自分が表現したい写真に近づけることが出来ます!どれも光を取り入れる量に関わる値ですが、それ以外にそれぞれの値の特徴があるのでそれも一緒に解説していきます!今回はシャッタースピードについて解説します!

シャッタースピード

 まずはシャッタースピードです。シャッタースピードカメラ本体のシャッター(光を遮る壁)が開いている時間のことです。当然、開いている時間が長いほど取り入れる光の量は多くなりますし、反対に開いている時間が短いほど取り入れる光の量は少なくなります。シャッタースピードはシャッターが開いている時間が長いほど「遅い」、短いほど「速い」といいます。つまり、ISO感度・絞り値が一定のとき、シャッタースピードが遅いほど明るい写真となり、速いほど暗い写真となります。

 シャッタースピードを決めるとき注意しなければならないことがあります。それは写真の「ブレ」です。シャッターが開いている間、被写体が動くと動いた軌跡が写真にのこり、ブレた写真になります。もし動いている物体を写真に収めようとするなら、シャッタースピードは速く設定しなければなりません。また、被写体だけでなくカメラを持っている手によって写真がブレてしまう(手ブレといいます)こともあります。これは使用しているレンズの「焦点距離」を確認しましょう。焦点距離は mm(ミリメートル)単位でレンズ本体に記載しています。シャッタースピードを 1/焦点距離 以下にすることが手ブレを防止する基準となっています。例えば、50mmのレンズを使用しているときは 1/50 以下つまり 1/60 や 1/125 などの数値にしておけば手ブレの心配は少ないということです。

 話が少しずれますが、三脚を使用すれば、カメラが固定されるため、手ブレを気にせずにシャッタースピードを決めることが出来ます。すなわち、暗い場所で撮影するときは三脚を使用してシャッタースピードを遅くして撮影することが基本となります。このような撮影のとき、例えば道路を撮影して車のライトが光線のようになっている写真や、北極星を中心に星の見える位置が移動する軌跡の写真を撮ることができます。

 シャッタースピードは多くの場合、右手側のダイアルを回せば設定することができます。少し古いフィルムカメラやNikonDfのようなカメラはカメラ本体の上部に数字が書いてあるダイアルがそれにあたります。このときデジタルカメラであればM(マニュアル)モードやS(シャッタースピード優先)モードなどのシャッタースピードを自分で決める設定にしていないとシャッタースピードを変更できないので注意が必要です!

 

 

今回は以上です!次回はISO感度について解説していきます!お楽しみに!

 

それではまた!